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医院ブログ

ブラシの選び方 おすすめは??

ブラシの選び方 おすすめは??

 

太田市世良田 やまぎし歯科医院 歯科衛生士の新井です。       

 みなさんどのような歯ブラシを使っていますか?

歯ブラシは種類がたくさんあって何を選べばいいかわからないという方はたくさんいると思います。結局価格や見た目で選んでいませんか?

「歯ブラシ」と言っても、毛の硬さは「やわらかめ」「ふつう」「かため」毛の細さも極細から太めまで さらにはヘッドの大きさも違います。

自分のお口に合ったものを選びたいですよね。ぴったりの歯ブラシを選ぶことで歯磨きの効率を上げることもできますし、逆に合っていないものを選ぶと磨き残しの原因になり虫歯や歯周病を引き起こしてしまうこともあります。

歯周病になる原因

40代以上の約8割が歯周病だと言われている日本では、中高年で歯を失う原因第一位がこの歯周病です。歯そのものに菌が集まる虫歯と違い、歯周病は歯を支える歯茎などの周辺組織が菌に侵されていきます。プラークが歯と歯茎の間に溜まって歯石となり、それが蓄積されて歯周ポケットが深くなっていくと、歯周病菌が繁殖するのです。繁殖した菌によって歯肉が炎症した状態が歯肉炎。歯の根本まで炎症が広がって歯根がぐらつき始める状態を歯周炎とよびます。

歯周病になるとどうなる?

               

     

    

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歯周病を予防するにはどうする?

なんと言っても「毎日の歯磨き」です❗️

磨き残しを無くしてプラークを除去すること!

歯周ポケットに歯石を蓄積させないこと!

定期的に歯医者さんへ検診に行き、クリーニングしてもらうことも大切!

でも、一番は毎日の歯磨きを自分に合った歯ブラシで丁寧に行いましょう!

歯ブラシの毛の硬さの選び方

歯ブラシの毛の硬さには「やわらかめ」「ふつう」「かため」があります。

そのなかでも一般的なのは「ふつう」タイプです。歯垢を落とすことだけを考えるなら「かため」>「ふつう」>「やわらかめ」の順で落としやすくなります。

ただ毛の硬さが硬ければ硬いほど歯や歯茎がすり減りやすくなります。一度削られてしまった歯や歯茎はもとにはもどりません、歯磨きするときはゴシゴシ力一杯磨いたりしないで自分の力加減に合わせて毛の硬さを選びましょう

「やわらかめ」は歯茎を傷付けにくいので歯茎が弱い方や歯周病で血が出やすい方にはおすすめです。

その分汚れが落ちにくいので丁寧に磨くようにしましょう

逆に普段の磨き方が弱い人は「かため」を選んでも良いです。

毛先の選び方

一般的には毛先が平らになっているものをおすすめします山ぎりカットのように毛先の切り口がギザギザになっているとしっかり歯に当たらなく歯垢が取りにくくなりますが、毛先が平らだと圧力が均等にかかり、きちんと先端を歯に当てて磨くことができます。

柄のかたち(持ち手)の選び方

柄のかたち(持ち手)はストレートで突起のないものがおすすめです。奥歯など細かい部分が磨きやすいように柄が曲がっているものもあります。このあたりは個人の好みもありますが持ってみて余計な力が入らず手にフィットするものが一番です。

どんな角度でも持ちやすくしっかり力が入る物を選んでください。

ヘッドの選び方

縦が植毛3列横が2〜2.5㎝くらいのものです

ヘッドが大きすぎると奥歯や細かい部分に毛先があたりにくく磨き残しができやすくなります。

赤ちゃんのための歯ブラシの選び方

赤ちゃんが歯ブラシを使いはじめるのは上下の歯が生えてくる一歳前後です。それまでパパやママが指にガーゼをまいて赤ちゃんのお口の中を優しく拭ってあげて下さい。それだけで十分です。この頃にお口の中に異物が入ることに慣らしておけば歯ブラシもスムーズに始めることができます。

赤ちゃんに使用する歯ブラシはお口に合った小さめの歯ブラシを選んでください。生えたての乳歯は特にやわらかく歯茎も弱いのでやわらかいものがおすすめです。

子供のための歯ブラシの選び方

ヘッドが小さく、毛のやわらかい歯ブラシを選びましょう。

この頃に重要なのが仕上げ磨き❗️やわらかく虫歯になりやすい乳歯時期はもちろんですが、生え変わったばかりの永久歯も虫歯になりやすいので子供に任せないで必ず親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。

永久歯が生え変わる小学校高学年まで続けてください。

大人のための歯ブラシの選び方

大人用の歯ブラシはとても種類が多いので好みや目的に合わせて選んでください。

高齢者のための歯ブラシの選び方

年齢を重ねてくると歯茎が弱まってくるためなるべくやわらかめかふつうの硬さの歯ブラシをおすすめします。持ち手の部分は太くて持ちやすいものだと、握りやすく安定します。

また、電動歯ブラシを併用してみるのもおすすめです。高齢者になると唾液の量が減るため、口腔内にプラークがたまりやすくなります。電動歯ブラシは小刻み動かす必要がないので手に力が入らない方でも効果的にプラークを除去することができます。ただ電動歯ブラシは振動に違和感を感じる方もいるので早めに慣らしておくといいかもしれません。

歯ブラシの交換時期は?

歯ブラシは1ヵ月に1本のペースで交換をお願いします。歯ブラシは使用しているうちにだんだん弾力がなくなり毛先が広がってきます。すると歯ブラシがしっかり歯に当たらなくなってしまいます。同じ時間をかけて磨いても毛先がしっかりした歯ブラシで磨くのと比べて6割程度しかみがけないようです。

歯ブラシについた口腔内の細菌も毛の中に残ってしまうそうです。口の中の衛生のために1ヵ月に1本の交換をお願いします。

                           

              

「歯ブラシ」といってもいろいろな歯ブラシがあります。自分に合った歯ブラシを選ぶのはなかなか難しいです。歯医者さんに行って定期的で検診してもらうのも大切ですが歯ブラシも自分に合う歯ブラシ選びを歯科衛生士に診てもらうのも良いかと思います。 ぴったりの歯ブラシで毎日お口のケアをしていきましょう!

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