
歯ぎしり
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実は、歯ぎしりは、
ほとんどの人がして
いると
言われています。 -
しかし実際歯ぎしりの自覚のある人は、8%そして18%の人に強い歯ぎしりがあると言われています。
歯ぎしりで歯に加わる力は、なんと食事の時の2倍と言われています。
このような、強い力が加わると、- 歯が摩耗する
- 歯が折れる
- 治療して被せた歯が折れた
- 歯周病が悪化する(歯が揺れる)
- 顎関節が痛い
などといった症状が出たりします。
しかし、歯ぎしりをしているかどうか自覚症状のある人は少ないため発見するのが難しいのが実際です。そこで以下の項目をチェックしてみてください。
- 家族に歯ぎしりをしていると言われた事がある
- 起床時にあごの疲れを感じる(日中は消失)
- 歯が欠けやすい
- 朝、歯がしみるのが強くなる
- 治療した詰め物や被せ物がよく壊れる
- 歯がすり減っていたり光沢がある
- 舌や頬に歯型の圧痕がある
- 下顎の骨が膨らんで隆起している(特に内側)
睡眠時に歯ぎしりが起きる理由については、まだ分かっていませんが眠りが浅くなると歯ぎしりが起きやすくなっていることは、明らかになっています。
と言うことは、止めようと思っても意識的に止めることは難しいですが、深い眠りに就くことができれば、睡眠時の歯ぎしりの頻度を抑制することができます。
- 眠りの質の改善には
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いびき
息が苦しくなって眠りのサイクルが乱れ眠りが浅くなる
タバコ
ニコチンには覚醒作用があり健やかな眠りの妨げになる
ストレス
ストレスの原因は不安から来ます。
不安があると覚醒しようという本能的な意識が働き睡眠が浅くなります。寝酒
寝酒を飲んだ直後は眠くなりますが、3時間ほどするとアルコールが体内で分解され交感神経を刺激する物質となって眠りを浅くします。
逆流性食道炎
睡眠中に胃液が食道に上がってくると眠りが浅くなります。
向精神薬
特定の抗うつ剤は、不安を抑えるセレトニンの不足を補って気持ちを明るくするためその影響で眠りが浅くなります。
そして確実に有効なのがスプリントの使用です。
スプリント療法は、歯科医院で患者さまの歯型に合わせて製作した歯ぎしり専用のスプリントを寝ている間に装着してもらうことで力を分散することで、歯周組織に加わる力を軽減できます。