『歯がしみる』ってとてもつらいですよね。
冷たいものを食べたり飲んだりするとキーン!としたり、
甘いものを食べるとズキッ!としたり。
では、『しみる歯』にはどんな問題が起きているのでしょうか?
☆歯の構造☆
歯の構造は、歯髄(神経)、象牙質、エナメル質の3層からなります。
エナメル質
エナメル質は歯の一番外側を覆う部分です。人体で一番硬い組織で、歯を外力などの刺激から守る働きをしています。
象牙質
象牙質は、エナメル質の内側にある、歯の主体をなす組織です。象牙質には象牙細管と呼ばれる小さな管が中心方向に
向かって走行しているため、刺激をあたえると、象牙細管を通して歯髄に刺激が伝わり、歯がしみる症状が現れます。
歯髄
歯髄とは、歯の最も中心に位置する柔らかい組織です。血管や神経が分布していて、歯の痛みやしみる症状は歯髄が
刺激を受けることで生じます。
☆歯がしみる原因は??
①虫歯
むし歯は小さいと症状が出ない場合も多いのですが、ある程度の大きさになると、しみる症状がでてきます。
甘い物を食べるとしみたり、冷たいものや熱いものを食べるとしみるといった症状です。
②知覚過敏
歯がしみる症状の原因で一番多いのは知覚過敏です。
歯茎は歯周病がなくても加齢とともに退縮していきます。
象牙質を覆うエナメル質は歯茎よりも上の部分にしかないため、根の部分が露出すると象牙質の部分がむき出しの
状態になってしまうため神経へと刺激が伝わって歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物などでしみる症状がでます。
③歯ぎしり
睡眠時や無意識のうちに強い力で歯と歯をこすり合わせること。
歯ぎしりをすることで、歯の咬み合う面がすり減ってしまい歯肉に負担をかけることによって
知覚過敏を進行させてしまいます。
自覚していない人も多いようです。
④酸蝕症
酸性食品や胃酸など、むし歯以外の原因で歯が溶ける症状です。
酸性飲料物の過剰摂取は酸蝕症の原因なります。
エナメル質はpH5.5の酸性になると溶け始めます。
赤ワインはpH3.8、ビールはpH4.3とpH5.5以下のため寝酒を習慣的におこなっていると酸蝕症の原因になります。
歯がしみる症状は、一時的な痛みであることがあるため「ほおっておいても大丈夫!」と思っている人も多いと思います。
虫歯などが原因の場合は、ほおっておくとどんどん悪化してしまいます。
気になる症状があれば早め来院をして、適切な治療を受けるようにしましょう。
ご来院お待ちしております。
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